を見る。
以下ネタバレ注意。
全編役者ではない聾唖者を起用して手話なことを利用してか?字幕も吹替えもなし。
映画には欠かせない存在となってるBGMすら排除し、セックスと暴力を赤裸々に描いたそれだけで問題作なんだな~と緊迫感が伝わってくる映画。
演じてる人が言葉を話せないものを見る代わりに見る側もセリフという言葉を奪われて作られてる。
それだけで映画としてはとっても違和感があるはずなのになぜかそこまで苦ではないし後半に至ってはそれが普通に思えてくる不思議さ。
当たり前のような世界が衝撃的な映像と共に覆され逆に五感を刺激されたような満足感。
決してハッピーエンドではないのに「この終わり方しかないよな…」と思えてしまう。
耳が聞こえない世界は寝てしまえば隣りでレイプされても人殺しが行われてても気が付かないのか…怖いな…。
俺的満足度100点満点中66点。
作品情報「ザ・トライブ」
2014年 ウクライナ 132分
監督 ミロスラヴ・スラボシュピツキー
出演 グレゴリー・フェセンコ ヤナ・ノヴィコァヴァ ロザ・バヴィ オレクサンダー・ドジャデヴィチ イワン・ティシコ デニス・グルバ