「プロレスから勇気をもらった」
この作品で直木賞を受賞した彼女が発した一言で読んでみたいな~と思い、久しぶりに読んでみた本。
主人公の「僕」はおそらく彼女そのもの。
どこまでがフィクションでどこまでがリアルなのか?この本はプロレスそのものだった!
しょうもない場面、しょうもない形容、だけど実体験をリアルにはさんでいるだろう妄想。
これはプロレスファンにはたまらない本だわ。
「僕はこの世界に、左足から登場した。」から始まり「僕は、左足を踏み出す。」で終わるまさに2本勝負。
最後はちょっと畳み掛けるように終わったけど面白かった!!
童貞男子のモンモンとした気持ち、この作品にどうやって落とし込んだのか凄い気になる…。