7月6日(日)千葉ポートアリーナで行われた「第68回全日本体操種目別選手権大会決勝」を見に行く。
6月に行われたNHK杯で10月の世界選手権に出場が決まった男子の選手は内村航平、加藤凌平、野々村笙吾の3名。
残り3名の世界選手権出場を決める最終選考会でもある。
まずは男子ゆか
市立船橋高校の谷川航はバランスの取れた演技をして15・450で3位。
3週間前に右足首を捻挫してほとんど練習が出来なかった白井健三だが終わってみれば世界選手権派遣標準記録を超える16.100!!
2位が加藤凌平15.600なのを考えると断トツの優勝!
あん馬は世界大会の金メダリスト亀山耕平が世界選手権派遣標準記録を突破し優勝!!
やっぱり強い!!
つり輪はこの競技のスペシャリスト山室光史が優勝!!
しかし派遣標準記録15.800には届かず15.300…。
男子跳馬は齊藤優佑の活躍に期待されたがラインオーバーなどもあり脱落…。
ここで抜きん出たのは早稲田大学の小倉佳祐。
この大会の連覇達成。
男子平行棒はすでに世界選手権出場を決めている野々村笙吾が優勝。
世界選手権出場選手がなかなかこの大会で結果を残せてなかっただけにこの優勝は素晴らしい!!
男子最終種目の鉄棒は3連続離れ技を狙った植松鉱治がコバチでまさかの落下…。
この種目だけのエントリーで世界を狙ったが残念!!
結果、Dスコアをやや落としたものの田中佑典が優勝!!
新技を取り入れた平行棒で落下やお手付きしてしまいどうなるかと思ったが…。
男子の全種目が終了。
それを踏まえて…
世界選手権出場者残りの3名は
白井健三、亀山耕平、田中佑典!!
オッ!!インタビュアーは日本テレビの女子アナ徳島えりかちゃんだ。
女子は先のNHK杯を踏まえて笹田夏実、寺本明日香、井上和佳奈の女子大生3人が世界選手権出場が決定している。
残り3枠をかけたこの大会。
女子跳馬は宮川紗江が村上茉愛、寺本明日香を押さえて優勝!!
しかし14歳と世界選手権出場年齢に至らず…。
NHK杯では跳馬、ゆかでも最高得点を出しているだけに今後が楽しみ過ぎる選手だな~。
段違い平行棒は井上和佳奈が落下し脱落。
世界選手権出場が決定している寺本明日香が安定の優勝。
昨年、年齢規定で世界選手権出場ならなかった内山由綺がは残念ながら2位…。
平行棒は今年の女子体操界のニューヒロイン平岩優奈が登場。
ややふらつきもあったが13.950と残り美濃部ゆうを残し1位!!
これはもしや世界選手権行けるかも…。
演技を終えた平岩は安堵感からか突然、涙ぐむ。
もうピュア過ぎてたまらん…。
そして美濃部の演技が終了。
ややなんとか踏ん張った感もあるがさすがベテラン!!
渾身のガッツポーズ!!
泣きやんだ平岩。
得点待ちを結果する美濃部。
そして…
美濃部も13.950!!
同点優勝!!
美濃部はこの大会のこの競技、2連覇!!
平岩は初優勝!!
どうなる?
世界出場枠!!
一番、間近で見てたので今大会、この競技が一番面白かった!!
女子最終競技女子ゆかはここでも村上茉愛と宮川紗江の直接対決!!
予選5位の宮川、3位の村上。
H難度シリバスを綺麗に決めた村上が13.800。
宮川は13.700。
予選2位の永井美津穂。
このビジュアル!!
跳馬とゆかのノリに乗ってる時の美しさは誰もマネできないんだけど…。
今回もラインオーバーなどもあり点数伸びず…。
決勝8人中7位…。
永井が7位…。
う~ん、ここ!!ってところでなかなか結果が出ないのは勿体ないな~。
ゆか予選1位で女子最終演技者でもありNHK杯優勝者女王 笹田夏実は最初のタンブリングでまさかの尻もち。
なんと決勝8人中8位…。
どうしちゃったのよ…。
すでに日本女子体操界を引っ張っていかなきゃいけない存在。
個人別で1つもメダルが取れないなんて…。
って訳でゆか優勝は村上茉愛。
やや身体が重そうな感じもするけどそれが村上らしい力強さにならばいいな。
男子女子共に全競技が終わり表彰式と女子の世界代表残り3枠の発表。
絶対王者内村航平は今回も出場せずぶっつけ本番で世界に挑む。
いつもできるだけの大会、種目に参加していた内村だけどなんかオイラ的には不安だな…。
女子世界選手権出場ラスト3人は
村上茉愛、美濃部ゆう、そして…
平岩優奈キターー!!
これは嬉しいな!!
インタビューのハニカミ具合も底抜けに可愛かった!!
が、これからは世界という恐ろしく未知な舞台。
楽しみだけどなんか可哀想な気もする…。
でも今まで世界に出て行った選手も初めての世界を経験して素晴らしい選手に育って行ったんだもんな~。
今回、世界に出る平岩優奈といずれ世界を経験する宮川紗江。
その他の選手も東京オリンピックには最大級の成長を遂げて出場してるといいな…。